自己満足な日記or備忘録 akayamaqueen   

くだらないけど笑える日常がいい。  

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私のリュックの神隠し

「怖い話」って言うほどの話でもない。
もしかしたら、怖い?そっち系?
でも、絶対そんな事ないっ
だって、私は霊感とかないから。


高校に入ってすぐのころ、放課後に友達5~6人で駅前の喫茶店に行った。
目的はビックパフェ1000円くらいだったと思う。
雑居ビルの2階か3階か4階か・・・にあるニュートーキョーと言う喫茶店
パフェはおいしかったけど、コーンフレークが多かった。
そんな印象。実はあまり覚えていない。ヒヒヒ

パフェを食べ終わってエレベーターに乗り込んだ。
私は自分の制服のポケットから何かを取り出そうとしたのか、なんなのか覚えてないけど
自分のリュックを友達に差し出して
「ねえ、持っててくれる?」
と言って渡そうとした。
「・・・・」
友達は何も答えてくれない。
この時、私は友達の顔は見ずに
手を見て本人だと分かっていた。
両手は空いているようだった。
「ちょっと持つくらいいいじゃん!」
そう言って、少し強引に友達の手に自分のリュックを渡した。



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TicTacさんによる写真ACからの写真






エレベータが1階について、みんなで外に出て
「リュック持ってくれてありがとう!!」
とリュックを持ってくれた友達にそう言うと
「え?・・・・何も持ってないよ」
冗談だと思った。
また~私をからかっているのね。
「ねーーもうリュックかえしてよー。」
「え?本当に知らないよ。渡されてないよ」
「・・・・」

それで、私は気が付いた。
知らない人に渡しちゃったんだ。
だから、最初何も言わなかったんだ。
どーしよーー。

それで、みんなに、
エレベーターに誰かほかの人が乗っていたかを聞いてみたが
だれも覚えていない。

こういうところ・・・
子供だ。


なんてこった。

とりあえず、
リュックを持ってくれた他人さんはどこか?

私たちと一緒に降りてなければ
地下か?
地下にあるお店の人に、今誰か来なかったかと聞いて回ったが
誰も来ていないと言われてしまった。

じゃあ、やっぱり一階で一緒に誰か降りたのか?
いやもしかして、誰も乗っていなかった?

あの手は誰?
なんて考えて、少し怖かったんだ。



結局分からずじまいで、
私のリュックは忽然と姿を消したのだ。


高校生活が始まったばかりだというのに
いきなり大事な勉強道具が無くなるなんて
がーーーん


でも大丈夫!!
リュックには
ペンケースと、ルーズリーフくらいしか入っていなかった。

これは不幸中の幸い。

教科書はロッカーに置きっぱなし
定期と財布は制服のポケットに入れていた。
このころはまだ電車通学だった。

リュックは無くなったけど、被害はそれほどでもなかった。

それにしても、私のリュックの神隠し!!
ゾクゾクした人??

しーーーーーん。






今週のお題「怖い話」


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