先日、電車も徐行運転するほどの大雨の日の事なんだけど、
困った老人がいた。
困ったと言うのは
その人本人が困っていたという意味。
決して周りに迷惑をかける困ったちゃんなわけではない。
そんな老人を見ているとつい・・
職業病
病院までの無料送迎バスを待っている長ーーい列の私の前にそのおじいさんはいた。
一台目のバスには全然乗れなかったけど、屋根のあるところに並んでいたので
まあ良かった。
次のバスが来た時には
あと６，７人でのところで満員になって
またしても乗れななかった。
３代目のバスには乗れそうだった。
バスの停車位置手前まで進むと、
屋根がなくなるので
先の人たちは傘をさして立っていた。
そろそろと列が進んでいくと
私の前のおじいさんが屋根の外にギリギリ出ないところで
急に止まって
私に向かって
「傘を持ってこなかった」と言ってきたので
すかさず、おじいさんに自分の傘をさしかけた。
無意識だった。
これは、もう職業病である。
私はかつてヘルパーだった。
今はもうやっていない、のにね。
ヘルパーだった（過去形）
私は昨年７月にそれまで１０年間続けてきた
ヘルパーの仕事はやめた。
だけど、つい、困った老人がいると
考えるより先に
体が動くことがある？らしい・・・そうなんだ？
自分でも意外だった。
こんないい話、
高感度爆上がりねらってるみたいね。
でも違うの。
もう、嫌だったんだ。
あの世代の人とかかわるの。
だからやめたんだし。
傘さしながら、
なんで、私、傘さした？
って、ずーーっと自問自答してた。
私ヘルパーになってる？
一度、そのおじいさんが
（傘ささなくても）
大丈夫ですって言ったんだけどね
私も途中でひけなくなってたの。
バス待っている間１０分くらい
傘さし続けたから
腕も痛くなるし・・・
なんでさした？
って何度も後悔したわ。
さいごに
ところでさ、
最初にも書いたけど、
電車も徐行、遅れも出るほどの大雨の日に
傘を持ってこないって
どーゆーこと？
って思わない？
神奈川では朝から大雨なんだから
傘を忘れるなんてあり得ないんだけどな。
それよりね、
屋根ギリギリのところで立ち止まるのやめて！
濡れるじゃん。
もっと屋根の内側で止まってくれてたら
傘ささなかったのにな。
ヘルパーにならなくて済んだのに
なんてね・・・。
