自己満足な日記or備忘録 akayamaqueen   

くだらないけど笑える日常がいい。  

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もう二度と会うことはない人【介護の仕事】

今日は、ちょっと考えてしまう事があって
日記的な個人的な事なので、
つまらない内容だと、
はじめにお断わりする。

ヘルパーの仕事のことだ。

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いつも、月曜の午前は
入浴介助の仕事だった。


その利用者さんは
はじめは腰椎圧迫骨折で
日常生活で助けが必要となった。
それで
ヘルパーが入ることになった。
私とは
その最初の時からの付き合いだった。

その当時
ご本人は、痛いけど
がんばって動くことが出来ていた。

その頃、私の仕事は
掃除や洗濯などだった。

そのうちに
料理をするヘルパーが入り、
週に何度かヘルパーが入るようになる

そのうちに
一人での入浴が不安になり
入浴介助が始まる。

そして
入浴が出来なくなり
シャワー浴の介助をするようなる。

5~6年くらいの間に、
足腰が
徐々に衰えていった。

最近は、シャワーの後、
ベッドに寝かすと
すぐに寝てしまうようになった。

だんだんと、
動けなくなっていく様子を
私は見てきた。


そして、先日突然
来月から
私がやっていた
サービスは
他のサービス事業者に
依頼することになり、
私が行くことは無くなると
連絡がきた。

今日が最後の日だった。


だいたい私は
利用者さんに感情移入する
という事がない。
冷めているという事だ。

例えば、とある利用者さんが
お亡くなりになったとしても、
悲しんだり
落胆したりすることはなかった。

こういう人の方が
この仕事には向いているかもしれない。


そんな感じなので
今日も、最後に
ちゃんと挨拶だけはしようと
と思っていた。
別に悲しくない。

いつも通り、
シャワー浴、そうじを終えて、
帰る前に
本人にご挨拶をした。

そうしたら、
すごく
お礼を言われて、
なんで、他のサービス事業所の方に
かわっちゃうのかって
嘆いていて
(本当はかわらないでほしいみたいに言われて)

もしかしたら
コレがさいご
もう、二度と
会うことはない
かもしれない。

そう思ったら、
急にこみあげてきて自分でも驚いた。
(涙は出ない。こみあげたのは気持ちだけ💧)

自分は
東野幸治くらい冷めた人間だと思っていたから。


たまには、こんな時も
あるらしい。


そうしたら、
なんで私切られた?
なにか
やってまったかなーーー
と、
私が行かなくなる理由
が気になり始めた。

気になって気になって
帰りの道で
いろいろ考えた。



活動の終わりの間際に
ケアマネさんが来て
唐突に私に聞いてきた

「もう、限界じゃない?」
「いいえ、全然そんなことないです」
すぐさまそのように答えていた。

どういう意味?
誘導尋問?


今日は
ケアマネさん、
利用者さんの家族のかた
他?
取り決める事があるようで
集まっていた。

そんな中、
ゆっくり最後の挨拶もできずに
お別れだった。

結局、
当事者は、ベッドで寝ている。
最善の介護のために
話し合うのは
当事者以外の人

なんなん?
本人は蚊帳の外かよ?

いや、きっとそんなことはない。

私はヘルパーやってるけど
知らない事が多すぎる。



「限界」
おそらく、
そういう事なのだろう。
私の知らないところで
限界と感じる場面があったかもしれない

私のやっている
入浴介助は、「限界ではない」
しかし、他の
食事だったり、何かの時には
介助者が「限界だ」
と感じていたのかもしれない。

それは私には分からないから
それぞれに
苦労があったのだと思う。


でもなんで、
他のサービス業者に変えたのか
って真相は分からないけど・・・


きっと、これでいいんだ。





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