結果を聞きに行く当日、緊張していた。
癌告知されたら、「ガーン」と言おうと決めていたが、実際に言える自信がない。おそらくそれどころではないだろう。頭のなかは、真っ白になってしまうにちがいない。
とにかく怖かった。電車も遅延していた。
予約時間の10時にはついていた。なので、それほど待たずに呼ばれて診察室に入った。
先生から、検査の結果何でもなかったと言われて気が抜けた。凄く嬉しかったけど、複雑な気持ちもあった。
子宮内膜は正常で、肥厚して見えたのはおそらく、子宮内膜ポリープだと思うと言われた。
そのため、次回ポリープを詳しく調べる為に子宮鏡検査をすることになった。
激しい不安感から解放されて呆然としていた。
もしかしたら、ビタミンCのおかげ??もはやそれもどうか分からないけど、安心しても良いのだ。
結局、癌ではなかった。よかったという話なのだ。
だけど、初めてわかった。癌に対する恐怖がこんなにも凄まじいこと。癌そのものよりも、恐怖心が心と体を壊していくということ。