大丈夫という言葉は不思議だ。
他人から
「大丈夫？」
と声をかけられると
あんまり大丈夫じゃないのに
つい大丈夫だと言っちゃわない？
ここで、
「大丈夫じゃありません」
と言う人はめったにいないと思う。
なかなか、そうは言えないよね。
絶対に大丈夫じゃないのに
スゴイ怪我してるのに
大丈夫とうなずいている人を見たことがある。
私も高熱があっても、頭痛がひどくてもダメだと言ったことはめったにない。
というか、78パーセントくらいの確率で
大丈夫だと返事をしているだろう。
ビミョーだね。
なぜ、大丈夫じゃなくても大丈夫だと言ってしまうのか？
大丈夫？
という言葉の裏をかくと、
ダメなんじゃないの？
と聞かれているのと同じ。
極端だけど、私にはそのように取れる。
だとしたら、
ダメな事を認めたくないから。
ダメと他人から指摘されたくないから。
どんなプライドなんだ？
そして、大丈夫だと言ってしまった手前
大丈夫な状態に矯正される。
つまり、、本当に大丈夫になる。
これはなぜだろう？
言葉には言霊というものがあって・・・
知らないうちに、自ら発した言葉の通りに行動する？
脳がそのようにできている？
やっぱりダメと認めたくない変なプライド？
ヘルパーの仕事の時に
わざと
「大丈夫？」
と聞いてみることがある。
５割くらいは
大丈夫だと言ってくれて、
歩けたり、食べれたり、飲めたりする。
これって、結構助かるなと思っている。
５割じゃあんまり好成績じゃないよね。笑
見た感じ、今日はトイレまで歩けそうにないかなーーという時に
「大丈夫？トイレまで歩けますか？」
と聞くと
「大丈夫。歩ける」
と言ってくれる。
言わせているというのが正しいかも。
そして、ちゃんと歩けたりするのだ。
催眠術みたいだ。
ただ、半分くらいの方は
ダメだという。
それはなぜだか分からないけど
本当に弱っているのだろう・・
そして、
心がやられてる人に
大丈夫と聞くのは逆効果の事もあるので気を付けよう。
むしろ、大丈夫という言葉を引き出さない方が良い。
体調、だるさ、外傷の痛みなど
見た目で分かる事の時。
５割はダメと言う事を
頭の片隅において
大丈夫？
と声をかけてみよう！！
