この物語は半分フィクションです。笑
コンビニで
帰宅時間の駅前のコンビニで
レジ待ちで、並んでいた。
その日はとても混雑していて
私の前には10人くらいがレジを待っていた。
しかも、レジの人は一人しかいなくて。
突然大きな声でタバコの銘柄をいいながら男が店に入ってきた。
短く刈られた頭で
ドカタのような恰好をしている。
いかにもな感じ。
どかどかと肩を揺らしながら店に入ってくる
一瞬、その貫録から
かなりの年配の人かと思われたが
よく見ると
30歳くらいか?
そんなに老けてはいない。
強面の顔と迫力のある声に一瞬で
店内に緊張が走る。
だけど
デカい態度のわりには
小柄な人だった。
それでも一瞬で店の空気が変わったのがわかった。
並んでいる客のことはガン無視で
まっすぐレジ前に立ちはだかった。
店員でさえも何も言えずに
この図々しい男に
言われるままに
たばこを指し出していた。
この状況に対して
文句を言う人は一人もいない。
皆、下を向いてしまった。
支払いは?
店員がたばこを渡し
さあ、お会計の段で
こんな変な会話になる
強面の男「支払いはエディーで」
店員「アイディーですね?」
強面の男「いやエディー」
店員「アイディーですね。」
強面の男「じゃアイディーで」
店員「あ、失礼しましたエディーですね。」
強面の男「あーーじゃエディーで。」