急いでいるときに限って、スムーズにできない
焦るとろくなことがない。
そんなことってよくあるでしょ？
先日、長男と車で出かけた。
出かけたと言っても
皮膚科なんだけど・・・
別に予約をしていた訳じゃないから
全く必要ないのに
急いだ。
それはゲーム
玄関を出て
階段を下ると車庫がある。
その階段を降りている途中で
「今から、誰かに追いかけられるゲームね。
捕まったら殺される・・・！！」
そう、長男が言ってきた。
こんなゲームを提案してくるなんて
まだまだ子供だな～
追いかけてくる誰かから
逃れるために
素早く車を出さなければならない。
強盗した犯人が
警察から逃れる？
いや、捕まると殺されるのだから・・
私たちはいったい何をしたのか？
とある悪の組織の犯罪の証拠となる
事件現場を目撃してしまった？
アホか・・・
車を素早く出すのは
なんてことない。
と、うっかりノッてしまった。
意外にノリノリだった。
残りの階段を駆け下りて
急いで車のドアをあける。
乗り込んでブレーキペダルを踏む。
エンジンをかける。
ドアミラーを開く。
シートベルトを引っ張ってバックルに・・・
ガック
焦っているつもりはないが、
ベルトがつかえて
途中で止まる。
それ以上ひきだせない。
焦っているつもりはないが
何度も
ガック
ガック
ガック
無理やり引っ張っていた。
こういう時は少し緩めてから
やり直せばよいのだが、
なぜかこういうことに。
わざとやっているんじゃないか？
と思うほどだ。
「はい、終了。」
GAME OVER
なんだコレ？
私としたことが本気で焦ってしまった。
笑えてきた。
なんか、楽しいゲームだった。
だけどこれは、いい教訓になった
ような気がするよね。
たまに、すっごく急いでいる時が
あるでしょ？
その時はゲームじゃなくて
本気で。
電車の時間とか、
医者の予約入れてたとか
迎えにいくとか
そもそも、
ギリギリに家を出ようとするのが
悪いんだけど、
そんな時こそ、
この日の教訓をを思い出して、
ゆっくりベルトを引っ張ろう。
って小学生の時に習ったよね～。
